杭州シャングリラ ハードロックカフェ

田子坊

2月13日から一週間の予定で上海と杭州を訪れた。
今回は弊社主要業務のお茶関連の貿易事業と、今年35周年を迎える静岡県浙江省友好記念事業の打合せ及び営業としての訪問。
過去に何十回と訪れている上海・杭州は、毎回訪れるたびに変遷する街の様子は相変らずだが、最近驚かされるのは中国の『食』に関する嗜好の変貌だ。
 以前の中国は、建設ラッシュによる街並みの風景や店頭で販売される「物」が欧米化されていたが、ここ数年は「スターバックス」に代表されるカフェやショッピングエリアのフードコートなどがオシャレに変わり始めている。これはもちろん都市部に限るだろうが、中国人と言えば新しいものは好きだが食文化には絶対的な自信と確固たる信念を持っているかのように「中華料理」に固執しているように思われた。
確かに洋食や日本食レストランは存在していたが、どこか垢抜けない「中華風欧米レストラン」「和食中華アレンジ」の域を脱しえなかった。
 しかし近年ではオシャレな店構えに負けないほどの「本物」の味を提供する店が増えてきた。
今回訪問した杭州のあるお茶関連の商社では、抹茶を使った本物のスイーツを提供できるチェーン店の出店を計画しているという。
そのために日本の料理専門学校への社員派遣や講師の招聘も真剣に考えているらしい。
ここであえて「本物」と言うには理由がある。
お茶に関しては私も素人同然なので、かつて抹茶と粉茶の違いを聞いて驚いた経験がある。
抹茶とは、碾茶など抹茶になる原料のお茶を手間暇かけて生育し、粉末にする際にも○○ミクロン以下などと細かく規定されている。反対に粉茶は、通常我々が飲む茶葉を粉末状にしただけのもので、回転ずし屋の粉茶や居酒屋で「しぞ~か割」を作る際に使用する粉末茶のことである。
 ご存知の方に取っては当たり前のことと思うが、あまりお茶を気にしないほとんどの方々(お茶生産地以外の県や海外の方)にとってあまり気にしたことがないのではないだろうか。
確かに抹茶は高額だが、粉茶は安い。中国で販売されている抹茶スイーツは、そのほとんどが中国で生産された粉茶を使ったもので、中国の担当者曰く日本の抹茶スイーツとは似ても似つかない「ニセモノ」と言い切った。
 世界三大料理の一つに数えられる中華料理にいままで疑問符を付けていた私だったが、最近は中国の経済レベルと比例してどの店も味のレベルが上がってきてハズレが少なくなったような気がする。
やはり民間の所得が上がるにつれて、食に対する意識も変わってきたのだろう。

今回の訪問中に、視察を兼ねて上海の「田子坊」(でんしぼう)や杭州で最古といわれる夜市(夜店)や街並みなどを見て回った。確かにオシャレな店構えに豊富なメニューなど、以前は見られなかった飲食店の「競争意識」が感じらるようになった。

 かって中国を訪れ、食事に辟易した経験をお持ちの方々も多いと思うが(かく言う私もその一人だ)、過去のイメージを払拭し再訪してみたらいかがだろうか。きっと中国のイメージが変わるだろう。

杭州華盛窓外

上海虹橋駅

静安寺地下鉄駅前

田子坊

杭州夜市

南京東路

南京東路

 

 

注)残念ながらスイーツ系写真は撮れませんでしたので、田子坊や上海の繁華街、果てしなく続く上海虹橋新幹線駅、杭州と北京間2,500Kmを結ぶ「京杭大運河」などをご覧ください。上海静安寺駅前では、人気の魔法瓶「象印」がバレンタインに合わせて企画販売会をしていました。

 

 

 

 

【日中国交正常化45周年・静岡県浙江省友好提携35周年】

 

今年は静岡県浙江省友好提携35周年です。4月上旬には浙江省から政府団や民族楽器舞踊団などが来静し記念式典が開催され、反対に11月には静岡の訪中団が結成され杭州市で式典が開催される予定になっています。

また、4月1日・2日に開催される静岡まつり「大御所花見行列」にも浙江省寧波市から来る民間の方たちも参加する予定です。4月1日(土)の四天王と腰元で参加しますので是非ご覧ください。

政治的には問題がある両国も、このような友好的な文化交流や食文化交流などを基盤にして仲良く出来ることを期待したいですね。