静岡県浙江省友好交流卓球大会

川勝知事と浙江省政府代表

川勝知事と浙江省政府代表


呂林団長 川勝知事 染谷市長

呂林団長 川勝知事 染谷市長


取材を受ける日中友好

取材を受ける日中友好

8月11日(金)、静岡県浙江省友好提携35周年を記念した静岡県浙江省友好交流卓球大会が藤枝市の静岡県武道館で開催されました。

国歌斉唱

国歌斉唱

記念写真

記念写真

記念写真

記念写真

集合写真

集合写真

記念写真

記念写真

集合写真

集合写真

中国浙江省から来日した選手は、小学生10名、中学生10名、高校生10名、招待選手6名の36名です。

対する日本選手は、静岡県内から集まった小学生30名、中学生30名、高校生30名、招待選手6名の合計96名。

日中合わせた学生132名が4人一組の予選リーグを戦い、各組1位が決勝トーナメントに進む戦いです。

 

大会当日、朝7時15分に川根温泉を出発した中国選手団は、8時過ぎに会場入りし9時の開会式に臨みます。両国国歌斉唱に続いて川勝知事や染谷島田市長の挨拶、そして知事とバルセロナオリンピックダブルス金メダリストの呂林団長の始球式で大会は始まりました。

 

年代別に分かれ、各組に1人は中国選手が入る組割りです。

私も卓球大会観戦は初めてでしたが、大きな声での声援や試合内容に関する応援は禁止されているようで、割と地味に大会は進んでゆきます。そういえばリオ・オリンピックの女子卓球でも石川佳純が応援をアドバイスと間違えられ退場になってましたね。

 

昼に予選の結果が発表になりましたが、予想に反して日本の圧勝。卓球イコール中国のイメージがあったので意外でした。理由は後で中国の引率コーチから聞いたのですが、小中高を通じて決勝トーナメントに進出した中国選手は小学生の男女各1名のみ。

こうなったら中国選手を応援するしかありません。

浙江省 葛選手

浙江省 葛選手

アスモ 小野選手

アスモ 小野選手

葛選手レシーブ

葛選手レシーブ

中国女子招待選手

中国女子招待選手

中国男子招待選手

中国男子招待選手

日本女子招待選手

日本女子招待選手

日本男子招待選手

日本男子招待選手

午後の決勝トーナメントの前に、日中の招待選手による模範試合があり、日中双方の男女各3人がダブルスとシングルスの4戦を戦いました。
中国側は浙江省体育職業技術学院の6人。日本側は実業団の強豪のアスモ株式会社の女子3選手と大学生2名と実業団選手1名の合計6人です。(大学生と言っても学生トップクラスの選手です)
この模範試合はなんとなく結果がわかっていましたが、学生と違い中国側の圧勝。4-0、4-0のストレート勝ちです。中国側の所属する体育職業技術学院は、学校は学校なのですがプロを養成する専門校で、将来オリンピックなどで活躍するような有望選手を中国各地から連れてきて小さい頃から養成する特殊学校なのです。決して弱くない静岡チームが手も足も出ないのは当たり前と言ったら当たり前なのです。

決勝戦応援

決勝戦応援

抽選会

抽選会

抽選会景品サイン色紙

抽選会景品サイン色紙

小学生男子決勝

小学生男子決勝

男子シングルス 王建軍

男子シングルス 王建軍

代表戦男子ダブルス

代表戦男子ダブルス

代表戦女子ダブルス

代表戦女子ダブルス

午後の決勝トーナメントでは小学生男子の鄭(テイ)君の快進撃は止まらず、難しいと言われる「チキータ」というショットを連発して見事優勝。このチキータという技術は見ていてもわかるすごいショットでした。
小学生女子は残念ながら3位でしたが、こちらも見事なスマッシュを何度も決める、とても小学生と思えない中国卓球を見せてくれました。

勝利の笑顔

勝利の笑顔

表彰式

表彰式

今回は両国で愛される卓球をテーマにした友好交流大会でしたが、言葉が通じなくても学生は同志すぐに仲良しになり、静岡新聞でも「女子会トーク」と写真記事になったようにスマホアプリを使った会話で一緒にお弁当を食べたり、お互いを応援し合ったり、とても初対面とは思えないほど交流をしていました。

大人ならすぐに日中対抗戦と闘志を燃やしてしまう国際スポーツ大会ですが、学生は先入観もなく素直に試合も交流も出来ます。
今回は3回目の卓球交流でしたが、このピンポン交流が40周年、50周年と続くといいですね。

※中国の学生がなかなか決勝トーナメントに進めなかった理由・・・・。
  引率のコーチ曰く「中国では学生の受験勉強が過熱して、中学校、高校とすすむうちに受験勉強のストレスにさらされ、スポーツをする環境に恵まれないのです。だから日本の学生たちは羨ましい。中国の中学生や高校生が勝てないのは当然です」と嘆いていました。
確かに他の訪日交流団を見ても、中国の学生はスポーツが出来ません。その代り、優秀な選手は小さい頃からプロ養成学校に入って金メダルを狙うんですね。私たち日本人から見ても中国の学生は少し可哀想ですね。