5月22日(日)、『小さな基地の小さな航空祭』が焼津市の航空自衛隊静浜基地で開催されました。

基地正門

基地正門

「小さな基地」というのも静浜基地は航空自衛隊所属の飛行部隊を有する基地としては日本一小さく、「小さな航空祭」とはコロナ禍で例年に比べ規模を縮小して開催されたからです。
コロナの影響で3年ぶりの開催となったこの日の入場者数は5900人。やはり航空祭としては少なめでしたが、展示飛行は午前9時に始まり11時30分には終了する時短開催、グッズ販売コーナーはあるものの飲食店の出店はなし、ステージも航空機展示もなしという「小さな」というよりも少々寂しい航空祭でしたが、5900人の入場者数は立派。やはり待ちに待った航空ファンが多いということなのでしょうか。
観覧は密を避けましたが展示飛行は濃密な2時間半でした。

一般観覧席

一般観覧席

グッズ販売コーナー

グッズ販売コーナー

航空祭の醍醐味の展示飛行は静浜基地所属のT-7初等練習機で始まり、ウクライナへの物資輸送にも使われたC-2輸送機、T-4中等練習機、救難展示として哨戒機U-125A飛行と救難ヘリUH-60Jによるホバリング(空中で停止飛行すること)からの模擬救助、日本の主力戦闘機F-15、日米共同開発のF-4支援戦闘機が飛行。最後は静浜基地が誇るT-7練習機10機による大編隊飛行で幕を閉じました。

T-7初等練習機

T-7初等練習機

C-2輸送機 

C-2輸送機 

U-125A哨戒機

U-125A哨戒機

救難ヘリUH-60J

救難ヘリUH-60J

F-15戦闘機

F-15戦闘機

F-4戦闘機

F-4戦闘機

T-7 10機編隊飛行

T-7 10機編隊飛行


F-15戦闘機の爆音(バリバリ音)、ハエが止まりそうな速度のT-7は機体間1.5mの大編隊飛行は航空機ファンならずともしびれること間違いなしです。
ただ今回ひとつ気になった点というか「???」と感じたのが有料観覧席。
今回が初めての試みだそうですが、他の航空祭でも順次導入予定だとか。
気になって有料席を探すと・・・。なんと一般観覧席の前に置かれたパイプ椅子33席がいわゆる1万円の特観席。アドバンテージは最前列で三脚持込OK(通常は三脚と脚立不可)だという。航空機ファンにとっては安価でも、一般の方にとっては「別に飛行機は空を飛んでくるから最前列は意味ないじゃん!」でした。
三脚持込に1万円・・・いい写真が撮れるはずだと貧乏人のヒガミが出た瞬間でした。
(こだわりがなければ三脚がなくても一眼レフでなくても上くらいの写真は撮れますよ)

一万円有料観客席

一万円有料観客席

有料観覧エリアとキッズエリア

有料観覧エリアとキッズエリア

残念ながら今回は東京五輪を演出したブルーインパルスのアクロバット飛行はありませんでしたが、見る者を圧倒する戦闘機の迫力や飛行訓練技術は日本の空の安全と災害から国民を守ってくれていると感じられました。

何かと批判が多い防衛費や米軍基地問題ですが、日本の安全を脅かすものから国民を守り、脅威を排除するためには今回のように航空祭で自衛隊を身近なものに感じてもらい、どんな活動をしているのかを知ってもらう良い機会だと思います。

近くでは秋に浜松基地航空祭も開催される予定ですので皆さんも日帰り旅行感覚で観覧してみませんか。なんてったってあの迫力と飛行技術が観覧無料なんですから!(注:1万円特観席も設定されるです)

注)各地で開催される航空祭は駐車場はないのでお気を付けください。最寄りの駅などからシャトルバスをご利用下さい。