おんな城主直虎 大河ドラマ館

大河ドラマ館全景

大河ドラマ館全景


今年1月から放送されているNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」。
毎年歴史上の人物にスポットを当てドラマ化していますが、今年は静岡県浜松市が舞台となりました。
遠江(現在の静岡県西部)を本拠地とした井伊家の当主であった井伊直虎は、戦国時代にあって当主が次々に亡くなり、一人娘だった姫(おとわ。のちの直虎)が女城主として戦乱の世に立ち向う物語です。

史実的には戦国時代のこと故、主人公の直虎自身の生没も判らないどころか、放送直前の昨年12月になって「井伊直虎は男だった」との新聞記事など不明が多いようです。
静岡大学の小和田名誉教授が時代考証をしているらしいですが、あくまでも大河ドラマなのでここは素直に脚色されたドラマを楽しみたいと思います。

売店

売店

気賀関所資料館

気賀関所資料館

チケットブース

チケットブース

地図

地図

今回訪れたのは、井伊家領地であった浜松市気賀駅前の「みをつくし文化センター」に作られた大河ドラマ館です。井伊氏居館の井伊谷近くで、菩提寺の龍潭寺も近くにあります。

駐車場は無料、入場料は600円で龍潭寺と共通入場券は1,000円です。

無料駐車場から売店を横目に関所資料館(この期間は無料)を通り抜け、真っ先に飛び込んでくるのはチケット販売所。笑ってはいけませんが道路脇に置かれた仮設ブースです。

目の前の大河ドラマ館では入場する際にカメラマンが記念撮影をし、見学後に小さな記念写真としてプレゼントしてくれます。もちろん大きなサイズの写真も購入できますが、このプレゼントはこれまでのドラマ館ではやっていない嬉しい企画です。

館内等身大パネル

館内等身大パネル

館内唯一の写真許可場所

館内唯一の写真許可場所

エントランス柴咲コウ

エントランス柴咲コウ

大河ドラマ館前下水道蓋

大河ドラマ館前下水道蓋

大河ドラマ館の方は・・・、私も仕事がら各地で開催された大河ドラマ館を見てきましたが、規模・展示物ともに少々難あり的な感じです。既存の狭い会場の関係もありますが、興味のない(ドラマを見ていない)方にとっては見学所要時間10分といったところでしょうか。

 ドラマ館であって資料館ではないので仕方ありませんが、600円の入場料と売店などの経済効果を計算して、もう少し見ごたえのあるドラマ館を作ってほしかったというのが正直な感想です。

旅行会社の目線からするとお客さんに薦めるには少々はばかられる感じです。

館内はエントランスと展示室内1か所のみ写真撮影可と言うのも(??)で、資料館などで展示物保護の観点からの撮影不可はわかりますが、着用衣装やドラマ情報、出演者サイン色紙などの撮影くらいいいのではと思ってしまいました。それともNHK側で不許可なのでしょうか。

 

 ドラマ館以外では下水道のマンホールや自動販売機、車止めなど直虎キャラクターでデコレーションされており、関所資料館と相まって気分的には「まあ、こんなものでしょう」といった感じです。

 

浜松では大河ドラマ館以外にも、浜松駅前に「浜松出世の館」という情報館があり、直虎や徳川家康関連の情報発信をしています。歴史やドラマに興味のある方は、大河ドラマ館はじめ龍潭寺や周辺史跡、浜松城などゆっくり1日かけて回られるのが歴史背景もよくわかるお薦めコースです。