春節準備万端の富士山静岡空港

春節準備万端の富士山静岡空港

春節準備万端の富士山静岡空港

いよいよ今日から中国のお正月「春節」。
太陰暦の正月は毎年変わりますが、今日は「除夕」といわれる大晦日です。
春節とは中国はじめ中華圏でのお正月。日本では旧正月の名前で知られていますが、もともと日本も太陰暦を使っていたので江戸時代までは旧正月だったんです。明治政府が太陽暦を採用したために今のお正月になりました。

中華圏では1年とおして一番重要とされる春節は、毎年日本でも「中国人民の大移動が始まった」と報道されるくらいに、出身地にある実家で過ごすのが習わしになっています。中国や台湾など同じ春節でも食べるものや飾りつけも違うようで、台湾ではパイナップルなども飾りつけに使うらしいです。日本でいえば「門松のパイナップル添え」って感じでしょうか。
中国は国土が広いためそれぞれ習慣は違いますが、私が住んでいた北京では皆で餃子を作って食べます。餃子と言っても水餃子なので、日本のお雑煮と考えれば納得ですね。

春節準備万端の富士山静岡空港

春節準備万端の富士山静岡空港

春節準備万端の富士山静岡空港

最近では春節を海外で過ごす人も増え始めたため、中国路線が多い地元の富士山静岡空港も春節の飾りつけがされました。
歓迎の意味を込めてのことと思いますが、静岡らしく何か中途半端な感じが否めず、どうせやるなら「そこまでやるか!」か、まったく何もしない方が良いような気がしました。
私は以前から流行語になった「おもてなし」の使い方と実践を日本は間違えていると思っていましたが、まさにおもてなしのはき違いとはこういう事を言うのでしょう。ここは日本であって中国ではないのです。
もし私がお正月に上海空港に降りたって、門松に出迎えされたら残念でしかありません。(パイナップル門松なら笑って許せるかも。流行りのPPAPの替え歌がBGMだったりすればなお可です)
春節準備万端の富士山静岡空港
昨年一昨年と空港施設外にまであふれていた旅客が見られなくなった最近でしたが、今日は上海航空のチャーター機も飛んでくるようで入り口前にはコーンとカートが多数準備されていました。
情報ではほどんどの旅客が東京や名古屋や富士山梨方面に向かい、静岡への経済効果は期待薄のようですが、確かな「おもてなし」で静岡の魅力を満喫して欲しいと思います。