【開花情報】浜岡砂丘　河津桜並木

浜岡砂丘の河津桜が間もなく満開を迎えようとしています。
例年より１０日ほど遅く「春一番」が吹いた３月６日（日）現在で五分咲き。
今週末の１２日（土）・１３日（日）あたりが見頃を迎えると思います。
　新型コロナウイルス蔓延防止のため「桜まつり」は２年連続で中止になりましたが、今年もピンクの桜と青空の美しいコントラストを見せてくれています。
　浜岡砂丘白砂公園は市営無料駐車場（桜期間は２ヶ所で警備員の指示で駐車）やトイレも完備され、風（遠州のからっ風）が吹かない日には芝生公園でお弁当を持った家族連れで賑わいます。桜まつりは中止ですが移動販売車３台と店舗３店は元気に営業中しています。
　砂丘入口駐車場から西に６００ｍ続く遊歩道の両脇に桜並木が続き、駐車場から南はすぐに砂丘が広がっています。
　昔より砂丘自体は小さくなっているものの、やはりサラサラの砂丘を超えるには大変。人が歩いた足跡をたどって登るのが楽なのですがそれでも登り切る頃には息が上がっています。


砂丘の上から見る遠州灘の海は四季折々の風景を見せてくれます。
今の時期にぜひ見ていただきたいのが砂丘の『風紋（ふうもん）』。
無機質な砂が見せる美しくはかない風紋は芸術です。特に太陽が水平線に落ちる前の風紋は陰影を強くし感嘆すること間違いありません。
　そのむかし安部公房原作の映画「砂の女」のロケ地で有名になったこの砂丘ですが、今も変わることなく映画のワンシーンのような風紋を見せてくれます。（写真では判りませんが風が吹く日に風紋をまじかにみると細かな砂がたくさん表面を流れているのが見られます）
　浜岡砂丘の河津桜の見ごろは今週末。近場で見られる河津桜並木で春の訪れを感じてみませんか。