世界遺産・知床半島(遊覧船クルーズ)

 世界遺産知床半島沖合で乗員乗客合わせて26人が乗った遊覧船「KAZU1」が遭難した。
 ゴールデンウィークを前に、コロナによる観光業への影響もやっと薄れつつあった中で起きた悲惨な事故は残念としか言いようがありません。
 私たち観光業に身を置く立場としてもお客さんが喜ぶ顔はもちろんうれしいことですが、その前にまず安全安心があっての旅行の楽しみなので、なおさら今回の事故は残念であり今後に与える影響は大きいと感じています。
 海洋国家の日本は全国各地に遊覧船で回る景勝地がたくさんあります。近くでは西伊豆堂ヶ島遊覧船や清水港クルーズ、下田石廊崎岬遊覧船などなど数えればきりがないほどあります。しかし知床遊覧船は同じ遊覧船でも規模も大自然の風景も別格。

観光船オーロラ 

観光船オーロラ号と オロンコ岩

知床観光船からのヒグマ

知床観光船からのヒグマ

知床観光船からのヒグマ

知床観光船からのヒグマ

知床クルーズ

知床クルーズ

知床クルーズ

知床クルーズ

知床半島は車では途中までしかいけないため、ウトロ港を発着する遊覧船に乗って観光をします。(事故を起こした遊覧船会社含め4社あります)
遊覧船からは奇岩や海食崖、雄大な自然の中で暮らすヒグマやイルカ、クジラなどを見ることができ、北海道ならではの野生のヒグマに至っては見られる確率はなんと90%以上。断崖を降りてきて海でサケを獲る野生のヒグマはここでしか見ることが出来ないため知床観光では遊覧船は必須アイテムです。

知床五湖

知床五湖

知床連山

知床連山

ゴジラ岩(ウトロ港)

ゴジラ岩(ウトロ港)

オロンコ岩

オロンコ岩

その他、車で行くことができる観光地として知床五湖、オシンコシンの滝、オロンコ岩、知床峠などとても一日では回り切れない魅力的な観光地も数多くあります。

知床峠

知床峠


知床峠展望台からはロシアが実効支配する北方領土・国後島(くなしりとう)もまじかに見ることが出来ます。知床からの距離わずか25Km。そんな北方領土を日本から8000Kmも離れたモスクワの独裁者が実効支配するなどあってはならいないことだと実感します。

 今回の知床遊覧船の事故はとても悲しい出来事でしたが1日も早く全遭難者が救助され、安全安心の遊覧船が再開された上で、世界遺産知床半島の堂々たる大自然を見ることが出来るよう願っています。