静岡市の環境に関する施設見学

 今週、静岡市観光交流文化局さんと静岡観光コンベンション協会さんのご協力で、静岡市内になるごみ処理施設や治水、下水など環境に関する施設を訪問させていただきました。
弊社が扱うインバウンド(訪日旅行)団体は、修学旅行など教育関係や行政視察団などが多く、近年では日本の環境に対する取り組みへの視察や交流リクエストが増加しているためにご協力頂いての視察です。
 視察させていただいた施設は5施設

1. 静岡市治水交流資料館「かわなび」
2. 静岡市新沼上清掃工場
3. 静岡市沼上資源循環学習プラザ「しずもーる沼上」
4. 静岡市立静岡看護専門学校
5. 中島浄化センター

昭和49年に甚大な被害をもたらした「七夕豪雨」。私もこの日のことはよく覚えていて、学校へ登校したものの雨風がしたいに強まり、昼過ぎには下校となったことを思い出します。当時は台風被害
の心配よりも授業がなくなったことの嬉しさが勝っていたように思います。
治水交流資料館は、七夕豪雨についての記録や証言などを展示し、水害の恐ろしさや治水事業の重要性を伝える施設です。

近くにある中島浄化センターは、市内にいくつかある下水施設の中でも汚泥燃料化施設を持つ下水処理施設。私も下水処理施設に入るのは初めてでしたが大変勉強になりました。
私たちは水がなければ生活できませんが、普段何気に使い、当然のように流している水。それら汚水が浄化されきれいな水となって海に戻り、そしてまた雨となり生活用水となる過程がよくわかりました。そして浄化される途中で出る汚泥を脱水し、炭化させて燃料化する「汚泥燃料化施設」は燃料としての売却益で施設運営される最新型設備を備えています。

雨水ポンプ

雨水ポンプ

雨水ポンプ棟

雨水ポンプ棟

汚泥燃料化施設

汚泥燃料化施設

資源環境体験プラザ「しずもーる沼上」

資源環境体験プラザ「しずもーる沼上」

新沼上清掃工場

新沼上清掃工場

新沼上清掃工場中央制御室

新沼上清掃工場中央制御室

静岡市治水交流資料館「かわなび」

静岡市治水交流資料館「かわなび」

中島浄化センター中央制御室

中島浄化センター中央制御室

中島浄化センター反応曹

中島浄化センター反応曹

そしてごみ処理施設も環境問題への対策と取組が学習できます。実際に沼上清掃工場を見学した後、隣にある資源循環体験プラザで静岡市が推進する「4R」を学習します。

「4R」」とは静岡市の「もったいない運動」で、4つの頭文字「R」の実践です。

静岡市もったいない運動

静岡市もったいない運動

1. Refuse(断る) ➟ マイバック持参や過剰包装を断ること
2. Reduce(減らす)
3. Reuse(再利用)
4. Recycle(再生利用)

静岡市には水やゴミなど環境に直結し、私たちが生活するうえで避けて通れない問題を解りやすく解説してくれる施設が多くあります。
弊社は、世界各国が注目する日本の環境と技術・システムを世界に紹介し、多くの外国人が「環境対策と言ったら静岡」と言ってくれるような情報発信をしていきたいと考えています。
また、教育旅行においては各国の学生から「日本の街はゴミがなくきれい」との感想が聞かれます。
これからは何故日本はきれいなのかと言うことを、このような施設を紹介することによって学習させることを考えたいと思います。

 今回は特別に施設内の見学を許された場所もありますが、隣接する学習プラザなど無料で学習でき、廃棄されるものを使った体験プログラム(竹細工など)が準備されています。(なんと無料)
私自身も初めて目にする施設や説明にワクワクする発見がたくさんありました。
皆さんも生活に密着した問題を楽しく学べるこのような施設を一度訪れてみて下さい。