静岡県民のステータス『223』

2021年2月23日車内より撮影

2021年2月23日車内より撮影

先日、こどもと公園で遊んでいた時、井戸端会議に参加していた若いママさんたちの会話が元・秋田県民の私には驚きの内容でした。

ママA 「今年から2月23日は全国でお休みだよね~」
ママB 「えっなんで??」
ママA 「だってテンタンじゃん」 ※テンタン:天皇誕生日の略
ママB 「あっ、そっか。うちらの若い時なんかも学校休みだったじゃんねえ。富士山バンザイだっ
たよね~」

「うちらの若い時から学校休み??」「富士山バンザイ??」
同世代なのに「??」な会話が不思議でさっそく調べてみると、平成21年に静岡県が県条例72号として『富士山の日』を制定していました。国民の財産であり、日本のシンボルである富士山をより理解し想いを寄せる日なんだそうです。
そのため、多くの公立小学校や県立高校などで2月23日は学校がお休みになったようです。日本一の山があるということで学校がお休みなんてうらやましい!と同時に確かに富士山バンザイですよね!秋田県では田沢湖の深度が423.4mと日本一ですが、4月23日がお休みになったとは聞いたことがありません。

なるほど山梨県民も含め、富士山は静岡県民にとってかなり「誇り高き遺産」のようです。車のナンバーに「3776」や「223」を取り付ける方は多く静岡や山梨でよく目にします。
富士山グッズや富士山フードなど何でもかんでも富士山…あらゆるところで富士山愛が感じられますよね。今年から2月23日は天皇と富士山という「日本の象徴」二つを、国民と県民それぞれがそれぞれの感じ方・考え方でお祝いする日となるのでしょう。