『駿河東海道おんぱく』由比本陣かがり火パーティー

かがり火と鼓楼

かがり火と鼓楼


 2月10日(金)夜、静まり返った由比宿場町本陣公園内で「かがり火パーティー」が開催されました。
 2月3日~3月5日まで開催される「駿河東海道温故知新博覧会」におけるプログラムの一つとして、静岡観光コンベンション協会主催で行われたパーティーは、由比宿場町の中にある江戸時代に参勤交代するための大名が宿泊した「本陣」跡地を整備した由比本陣公園を利用してのかがり火パーティー。

門外から見た風景

門外から見た風景

パーティー風景

パーティー風景

宿場町とはいえ今は昔、現在は18時時を過ぎると人通りもなくなる旧宿場町でのかがり火だけのパーティーは趣があります。

薩埵太鼓

薩埵太鼓

正雪紺屋

正雪紺屋

沖あがり鍋

沖あがり鍋

日が落ちた17時30分、地元薩埵太鼓保存会の皆さんによる勇ましい太鼓で始まり、続いて地元の銘酒『正雪』を味わいながら、漁師鍋『沖あがり鍋』に舌鼓。

慶安の乱で有名な由比正雪はこの本陣前で生まれたと言われ、そこに残る染物屋もこの日のパーティーのためか「正雪紺屋」の暖簾を挙げて道を照らしてくれているのが一段と風情を増しています。

漁師鍋

漁師鍋

月と梅

月と梅

 寒波が来ていたためこの日は底冷えのする夜だったが、正雪に漁師鍋、満月とかがり火が照らし出す梅の花によって身体は冷えるが心が温まるパーティーでした。

 私も仕事柄、このプログラムが実際商品として売れるかどうかを見ます。
冬の寒さ対策、夏の蚊対策、騒音問題、アクセス、原価計算・・・。イベントに問題はつきものなのでさておき、このプログラムには私たちが扱う旅行において重要な『特別感』があり、非常に面白いものだと感じました。
特に訪日旅行客でも欧米人はこのような企画が大好きです。映画でもよくガーデンパーティーをする光景を見ますが、「ザ・ニッポン」を前面に出したイベントは彼らにとっては温故知新ではなく、知新であり発見なんですよね。
 第1回目となる「駿河東海道温故知新博覧会」は3月5日(日)まで63の体験プログラムが企画されています。
詳細は下記URLをご覧ください。
「駿河 東海道温故知新博覧会」を開催します。