牧之原市 第9回日中書道交流展
今回で9回を迎える日中書道交流展が牧之原市相良資料館で開催されました。
コロナで中断されながらも固い絆で結ばれた相互交流は、今回中国上海市から92名という大交流団が来日し、市や書道関係者らによる歓迎交流会、日中書道交流展や日本文化体験など牧之原市で楽しい3日間を過ごしました。
大人数のため静岡空港便の予約がとれず中部国際空港に到着した一行は、真っ先に牧之原市
に向かいホテル静波スイングビーチに到着。
旅の疲れも見せることなくすぐに歓迎交流会場のうおともに向かいます。
杉本市長や西原前市長、議長・副議長、書道関係者らの盛大な拍手に迎えられ、朱涛団長を先頭に上海書法協会メンバーや書道を習う子どもたちは少し緊張した面持ちで会場入りしました。
でも9回を迎える交流ともなれば旧知の間柄の方たちも多くいるようで場はすぐになごみ、コロナで5年も開催できなかったとは思えない歓迎会風景でした。
杉本市長と朱涛団長の挨拶に始まり、市長自らが一人一人に賞状を手渡しする表彰式、この日が誕生日だった子どもへのサプライズ誕生日プレゼントなどあっという間の2時間です。
翌日、心配された天気でしたが雨にも降られることなく予定通り会場の相良資料館前の庭で開幕式を迎え、くす玉割りから相良太鼓に迎えられて日中書道交流展が開催されました。
日中合わせて154点の作品が展示され、日中書道関係者はお互いの作品を鑑賞したり感想を述べあったり、自分の作品と一緒に記念撮影をしたりと大盛況。
鑑賞後には日中双方による席上揮毫(お互いに参加者の前で書を披露すること)があり、臆する大人たちをしり目に僕も私もと子どもたちが先を争うように書を披露。
悪い言い方をすれば自己顕示欲の強い中国人気質ですが、一旦このような場面になるととても私たち日本人には出来ない勇気と度胸が発揮されます 笑。見習いたいですね。
昼食をはさみ会場に戻った一行は日本文化体験として剣道、和太鼓の体験をしました。
はじめて持つ竹刀やバチでしたが子どもらの真剣な体験風景に会場は笑いに包まれ和やかな体験交流になりました。その後はバスでグリンピア牧之原の茶畑見学やお茶のショッピング、特に抹茶アイスクリームは大人気で順番待ちの列ができていました。
今回は子どもたちも大勢いたので牧之原を後にした一行は、富士山、名古屋、京都、奈良、大阪(ユニバーサルスタジオジャパン)と観光し7日間の日本訪問を無事終え上海に帰国しました。
次回は記念すべき第10回書道交流になります。どんな記念交流展になるのか楽しみですね。
最後に日中書道交流展開催にご尽力いただいた牧之原市役所の皆様と書道関係者の皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました!