今年もヤモリがやって来た

すりガラス越しのヤモリ

すりガラス越しのヤモリ


毎年この時期になるとどこからともなく姿を現す我が家の守り神のヤモリ。
ヤモリは家守と書いて家を守り、イモリは井守と書いて井戸を守り、タモリはNHKでブラブラし、井森美幸は群馬を守っているという。
昨晩風呂に入りながらふと窓を見るとすりガラス越しにヤモリが張り付いていた。大きさからすると我が家の守護神である20cm超えの親分ではなく11~2cmほどの子分だろう。
同じような容姿をしているカナヘビはすばしっこくて可愛さに欠け、イモリはヌメヌメしている上に赤腹が不気味で毒を持っているのに比べ、ヤモリはのんびりしていて身体に対して大きな手のひら足のひらを目一杯広げてガラスに張り付いている姿はジャンケンをしたら間違いなく勝てる(チョキだけ)ほど可愛いらしく思えるから不思議だ。
 可愛いと言えば春になると軒先に巣を作り子育てするツバメも愛される。ふだん近所で鳥の子育てなんぞお目にかかることがないので親鳥が餌を運んで来た時に子どもらが一斉に黄色いくちばしを開けて餌をねだる姿は見ていて癒される。
ではツバメやヤモリはなぜ人家に住みつくのか?
答えは人の近くに住みついて外敵から身を守る共存共栄を勝手にしているらしく、もしヤモリやツバメに「そうなの?」と聞けば「うん、そうだよ」と答えるに違いない。
彼らからすれば人間が外敵から身を守ってくれていると思っているのに、人間は傲慢で身勝手で害を及ぼさないのに見た目で判断して駆除する。そんな可哀そうな動物や昆虫が数多くいる。昔はちゃんと住み分けが出来ていたクマも気候変動によって人里に降りてきて悪さをするようになったのにも、実を付ける広葉樹を伐採して杉など針葉樹に植え替えた影響が大きい。その結果クマは出没するし花粉症が蔓延し、落ち葉がなくなり肥沃な土が失われ河川や湖が奇麗になりすぎたため豊富だった魚介類が育たなくなってしまった。
 話は変わるが人間にも皮膚常在菌という菌が善玉菌・悪玉菌など約1兆個あると言われている。
最近の日本人は過度なきれい好きなった影響で善玉菌までも除菌して外敵に対して弱くなっているという。
私たち人間ももう少し謙虚になりいろいろな生命体と共存共栄しなければならない、そんな時が来ているのかもしれないとヤモリを見ながら考え身体を石鹼で洗うことなく風呂を出た。