味噌煮込うどん

味噌煮込うどん


「固っ!まだ煮えてないじゃん!」と、静岡人なら言ってしまいそうな名古屋名物の味噌煮込うどん。
独特の食文化を持つ名古屋は“なごやめし”と言われる味噌カツ・きしめん・あんかけスパゲティー・天むす・どて煮・ういろう・小倉トーストなど挙げればきりがない。
しかしなごやめしの筆頭は何と言っても味噌煮込うどんである。
辛く(しょっぱい)、とろみがあるスープは八丁味噌と名古屋味噌の合わせで作られコクがある。うどんは「ガムかよ!」とツッコミを入れたくなるほどに固く弾力がある。
山本屋本店外観

山本屋本店外観


店内

店内


メニュー

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おかわり自由の漬物

おかわり自由の漬物


今日紹介する山本屋は名古屋市内に数店舗を経営する味噌煮込うどんオンリーで勝負する老舗名店。この店のうどんは特に固く食べ方にもコツがある。
 信楽焼きで作られた鍋は出された時からフタがずれて湯気と甘い香りを漂わせているが、じつはこのフタには湯気抜きの穴がないためフタをずらした状態で煮込むのだ。
穴がない理由は食べる時にこのフタを皿代わりに食べるため、湯気抜きを開けるとつゆが漏れてしまうためだ。
 味噌煮込うどんは熱く固いため普通のうどんのようにすすることが出来ない。そこでこのフタを皿代わりにして一旦うどんを冷まし、すすらずに1~2本づつ箸で口に入れる。
 小麦粉と塩水で練るうどんと違い、小麦粉と水だけで練りこむ名古屋のうどんはコシ強く近所にある『丸亀うどん』とは比較にならない。例えれば博多ラーメンの「はりがね」よりも固い「粉落とし」のうどん版と言ったところだろう。
 生粋の静岡県人である私も初めて名古屋で味噌煮込うどんを食べた時には衝撃を受けた。
思わず名古屋の友人に
「たいがいにしろ!お前ら名古屋人はミャ~ミャ~言ってこんな固いうどんを食べてバカじゃないの?!」と言った。
すると友人は
「た~け!おみゃ~さんらは、名古屋人をミャ~ミャ~言うだとかエビフリャ~とかいうてバカにすっけど、そんなん言わへんがね。なんもいわへんと、どえりゃ~旨いでよ~け食べてちょ~。もうやっこしてもええがや」とミャーミャー言っていた。
しかしそんなにバカにしていた味噌煮込うどんも今となっては寒くなると妙に食べたくなる一品になってしまった。

おみゃ~さんらも名古屋に行ってみゃ~。名古屋駅構内にもある味噌煮込みの山本屋に行って衝撃を受けてちょ~よ!エビフリャ~はえ~けんど、朝なら小倉トーストの付くモーニング、昼はあんかけスパ、夜はどて煮と手羽先で一杯。どれもでらうみゃ~だぎゃ~。

【お詫び】
名古屋出身の方すみません。名古屋の方言でよく言う「みゃ~」は本当はあまり使われていませんよね。エビフリャ~にいたっては完全にタモリのギャグです。でも金メダル噛みつき事件の河村たかし名古屋市長なら「おみゃ~さんらもエビフリャー食べてみてちょ~」と言ってるかもです(笑)。