祝 世界文化遺産登録「適当」勧告 北海道・北東北の縄文遺跡群
2021年5月26日、なんともうれしいニュースがとびこんできました。
北海道~北東北にかけて、大自然の中で生き抜いた縄文時代の人々の文化が、世界遺産委員会の諮問機関イコモスに登録が「適当」と評価されたのです!これにより世界文化遺産登録が目の前となりました。
私の出身地 秋田県北秋田市にも遺跡群の一つがあります。その名も「伊勢堂岱遺跡」です。北秋田空港に伴うアクセス道路建設中に発見された(1992年)のですが、そのころはそのすごさはまだ未知数で、とりあえず残した方がいいということで道路建設は計画変更、大きく迂回した道路が完成しています。その後の調査で4つの環状列石(要はストーンサークル?)や配石遺構、貯蔵穴、土偶、動物型土製品などなど様々見つかり、内陸地域における生業および祭祀・儀礼の在り方を示す重要な遺跡となっています。
2016年には縄文館がオープンして、出土した土偶・土器など約300点が展示されている他、体験コーナーやイベントなど、縄文文化を知る重要な場所となっています。私も帰省した際このオープンして間もない縄文館を訪れたことがありました。その時は高校生のボランティアが遺跡についてかなり詳しく説明してくれて、北秋田市民にも時間はかかったけど浸透しているなあと実感しました。こぼれ話ですが、この時まだ1歳手前ヨチヨチ歩きの娘を連れて行ったのですが、この場所でスタスタと歩き始めたのを見て「強力なパワースポットなのでは??」とかなり驚いたことを覚えています。
ちなみにこの縄文館、2017年に野生の熊さんが出没して、職員に危害を加えたこともありアップグレードのため少し休業しました。現在では電気柵や周辺の樹木を伐採したりして対策が講じられているため、だれでも自由気ままに見学することができます。
この夏世界遺産登録決定となると、多くの方がいらっしゃると予想されます。みなさまもこの機会に北海道・北東北の世界遺産巡りを計画してみませんか?その際はぜひ当社へご相談ください!