意外な話ですが、熊は世界で8種類だけです。(10種類という説もありますが)
世界最大級のホッキョクグマ(北極圏)やグリズリー(北アメリカ)など獰猛なイメージの熊から、日本国内各地の動物園で人気の世界最小のマレーグマ(東南アジア)など、大きさや見た目など様々ですね。

写真:ボルネオ サンベアー コンサベーションセンター HPより

写真:ボルネオ サンベアー コンサベーションセンター HPより


日本の野生下では、北海道のエゾヒグマと本州全域に生息するアジアクロクマ(ツキノワグマ)の2種類で、どちらも絶滅の恐れがあるとされています。私の出身地秋田県にはツキノワグマが生息していて、昨今人間との距離が近くなってしまい、問題になっています。そんな距離感をつくってしまったのは、もちろん人間です。野生動物が生きていくのに必要な広さの森を減らして、地球全体を暖かくしてしまって、食料も減らしてしまって…さらには人にけがを負わせたとか畑を荒らしたとか不思議な言いがかりをつけて射殺処分してしまったり…人間言葉を話せない動物にとっては主張反論もできず、なんとも不条理なお話です。
写真:北秋田市HP

写真:北秋田市HP


とにもかくにも秋田県ではツキノワグマ目撃情報は今年も3月からすでに始まっています。一度人間を襲った熊は“人間の味”を覚えていて、何度も襲ってくる傾向があるそうです。ヒグマのように大きくはないものの、ツキノワグマでも森で出会えばこちら側にはほとんど勝算はありません。なるべく出会うことのないよう、森に入るときは以下のことに気をつけましょう。

  • 一人で行かない
  • 「人間がここにいるよ」サインを出す(鈴や笛を吹きながら歩く)(声を出す)
  • 山菜やたけのこは取りすぎない、動物の分も残す
  • 足跡やフンを見つけたら、すぐにその場から立ち去る
  • クマ撃退スプレーを持ち歩く

私が日本でもボルネオでも森に入るとき・出るときは、必ず”ご挨拶”をしています。特にスピリチュアルなことを言うつもりはありませんが、森や野生動物を敬い、彼らの生息区域に立ち入らせてもらうことに敬意を表することは決して無駄なことではないと思います。

写真:北秋田市くまくま園

写真:北秋田市くまくま園