静岡空港訪日旅行客誘致事業(県中東部観光地視察旅行)
今日現在、静岡空港を発着する国際線10路線はすべて運休している。
新型コロナウイルスが収束を見せない限り妥当な措置とは思うがなんとも淋しい限りだ。
しかし静岡県としてもただただ手をこまねいているだけでは川の流れに身を任す枯葉になってしまうため、ピンチをチャンスに変えるべく新型コロナ問題が収束したらすぐにでもⅤ字回復できるよう、県外ランドオペレーター(訪日旅行客の地上手配を専門に行う旅行業者)を招いて県中東部の観光施設を見学させる視察旅行、通称“ファムトリップ”を実施した。
2泊3日の日程で参加者は掛川駅に集合した5名。
コロナウイルスの影響で観光地はもちろんのこと、ビジネスにおいても移動が自粛されている関係からか視察訪問地や道中はどこも閑散として活気に欠けるものの、集まった5人は何とかして仕事を通常業務に戻さなければと思いを同じにする者同士。
車中での会話もコロナウイルスの影響と東京オリンピックの話題が中心ではあったが、やはりみな同じように「新型コロナウイルスが収束すれば必ず急激に回復する。それまで我慢の時」と前向きな姿勢で視察に参加頂いた。
◯1日目視察地(宿泊:静岡市内)
掛川花鳥園、富士山静岡空港、大井川鐡道整備工場、玉露の里(呈茶体験と茶畑見学)
◯2日目視察地(宿泊:堂ヶ島温泉)
日本平夢テラス、エスパルスドリームプラザ(ちびまる子ちゃんランド・寿司ミュージアム)、駿河湾フェリー、伊豆自然学校、漁港食堂(ところてん突き体験)、鰹節工場(塩鰹うどんの試食とかつお節削り体験)
◯3日目
道の駅「伊豆のへそ」、伊豆の国パノラマパーク(ロープウエイ)、江間いちご狩りセンター、富士山世界遺産センター、浅間大社本宮
3日間とも最高の天気でどこからも美しい富士山を見ることができた。
参加者の皆さんが特に印象に残ったものは体験施設と富士山らしく、新型コロナウイルスが収束したらすぐにでも静岡を組み込んだ日程を提案すると送客を約束してくれた。
百聞は一見に如かずと言うが、やはり見て体験をしてもらうことは重要だ。
オリンピックも延期になったのは不幸中の幸いだ。中止であったならば目も当てられない結末が待ち受けていただろう。もう一度仕切り直し、楽しみが一年続くと思えば気も晴れる。今は我慢のしどころだが、秋までには新型コロナウイルスが収束し新たな気持ちで仕事に取り組み、日本経済がV字回復することを切に願う。