静岡⇔香港 香港エクスプレスが就航

富士山背景の香港エクスプレス

富士山背景の香港エクスプレス


17日(火)富士山静岡空港と香港を結ぶ路線「香港エクスプレス」が週3往復(火・木・土)で就航しました。
聞きなじみのない航空会社かと思いますが、香港のキャセイパシフィック航空の子会社のLCC(ローコストキャリアの略で格安航空会社)です。

お出迎え

お出迎え

関係者記念撮影

関係者記念撮影

混雑するレンタカー受付

混雑するレンタカー受付

就航記念式典

就航記念式典

 この日13時45分、雪をかぶった綺麗な富士山が望める静岡空港に降り立った乗客らを出迎えたのは、近隣市町のマスコットキャラクターや香港でも大人気のちびまる子ちゃんたち。キャラクターを発見した乗客たちは大喜びで配られたノベルティを手に記念撮影をしていました。

しかしそのあと乗客が真っ先に向かった先は…レンタカー受付カウンター(行列が出来ていました)。
コロナ以前は団体客が添乗員に連れられバスに乗り込む姿がよく見られましたが、ここ数年はFITと呼ばれる個人旅行で家族や数人の友人と楽しむ日本観光が主流となっています。
香港人の観光動向を聞こうと目的地や交通手段を聞いたところほとんどの乗客がレンタカーを使って富士山や伊豆を回り、ショッピングと日本食を楽しみたいとの回答でした。確かに日本と同じ右ハンドル左側通行だし、あの狭い香港の街並みを車で走るよりも富士山周辺や伊豆をドライブしたくなる気持ちも判ります。ただ、いくら交通事情が日本と同じで国際免許が使えるとはいえ慣れない道を運転するのも怖いし、走られる私たち日本人も恐ろしく思います。
 今後は空港周辺で「わ」ナンバーのレンタカーを見かけたら車間距離を開けたいと思います。

空港2階の出発ロビーでは就航記念式典が開催され、鈴木康友静岡知事や香港エクスプレスのジャネットCEOが挨拶をし、お互いの往来で地域間交流が出来るようにと祈念のくす玉割りやちびまる子ちゃんの登場で和んだ就航記念式典になりました。
香港エクスプレスの魅力は何といっても航空券の安さ。
安い時には片道5,700円~あります。直近で調べると例えば12月21日(土)に静岡を出発して26日(火)に帰ってくる一番安い航空券はなんと往復で16,780円(片道8,390円)。お正月を香港で迎える場合でも5万円を少し超えるくらいの安さです。
しかし…何ごとにもいい面と悪い面があります。この航空会社はLCCだけあってまず発着時間が私たち日本人にとっては悪いのです。3泊4日の場合現地活動は賞味中2日。そして座席は狭く固くリクライニングしない。エンタメもなく機内食は事前予約で有料。荷物も量によって料金がかかり遅延や欠航時の対応が評判良くないなどなど。
静岡⇒香港は5時間ほどの距離ですが私的には少しお金を出しても快適なフライトをしたいと思いますが、旅行好きな方にとって快適な1回より楽しい2回を選ぶ方も多いかもしれませんね。。
香港エクスプレスは安価な航空券がさらにお得になるキャンペーンを年何回もすることでも有名です。

さて皆さんは片道5時間の快適なフライトを選びますか?それとも破格の料金の安さを選びますか?