中国「茗師堂」18名が来静

茶畑見学

茶畑見学


“我学茶 我愛茶”を合言葉に、お茶の生産から販売まで手掛ける中国のメーカー「茗師堂」一行18名が来日し、日本の文化やお茶に関しての視察研修をしました。

 今回来日された皆さんは、日本滞在6日間のすべての行程をお茶と日本文化に関する見学や体験に費やしました。通常の訪日団はせっかく日本に行くのだからと、消化しきれないほど観光地をリクエストしますが、今回は1日多くても三か所の見学で訪日団としては珍しくゆっくりした時間を過ごしました。

瓢月亭玉露体験

瓢月亭玉露体験

抹茶体験.

抹茶体験.

フランス人団体

フランス人団体

玉露の里 茶葉料理

玉露の里 茶葉料理

私が同行したこの日、最初に訪れたのは藤枝市にある玉露の里です。
この日はあいにく別の中国団体とフランス団体に重なってしまい、到着順で二番目に呈茶体験をすることになったのですが最初の団が30分程度で終了したため、茶畑見学をしている間に茗師堂の順番。
フランス団体が順番を待ち、焦るお茶の先生たちをしり目に茗師堂の皆さんは先生への質問や記念写真を撮るなどマイペース。フランスの皆さんごめんなさいです。
しかしフランスの方々も待つことが苦ではなさそうで、やはり予定通り行かないことに苛立ちを覚えるのは日本人特有の気質なのだと再認識しました。

お茶ミュージアム

お茶ミュージアム

臨水亭抹茶体験

臨水亭抹茶体験

玉露の里で茶葉料理を賞味した後向かったのはお茶ミュージアム。
ここでも博物館に1時間半、抹茶体験に40分と通常の2倍の時間をかけてお茶の勉強をしました。
日本人なら5分で見終える「世界のお茶の種類」コーナーを30分以上かけていたのが印象的でした。
 茶室臨水亭での抹茶体験は、自分で湯を入れ茶筅(ちゃせん)を手に一生懸命茶を点て、覚えたての日本語で「おいしいですね~」を連発。お茶の先生方と和やかな雰囲気で交流をしました。

30Kg大海

30Kg大海

茶工場見学

茶工場見学

茶工場見学

茶工場見学

新茶試飲

新茶試飲

お茶の買い物

お茶の買い物

そして5月のお茶団体でも評判だった近くの(有)丸東製茶さん訪問。
今回の工場説明は販売担当の法月秀登さんに農家さんが茶葉を搬入する搬入口から説明して頂き、ラインでつながる蒸し、粗揉、乾燥など製茶機械を約1時間ほどかけて丁寧に説明して頂きました。
また、雨のため出来なかった茶摘み体験の代りにお茶詰め放題や茶葉天ぷら試食、新茶試飲、大海(だいかい)と呼ばれる30Kg詰めのお茶を担ぐ体験など、普段目にすることも体験することも出来ない貴重な経験をさせていただき茗師堂の皆さんも大喜び。
  前回もそうでしたが丸東製茶さんのお茶に対する熱意が伝わってきました。

焼酎で乾杯

焼酎で乾杯

この日は皆さんよほど楽しかったのか夕食の「寿づよし」さんでは焼酎で乾杯。それもストレート。
私も楽しいひと時を過ごさせてもらいました。
茗師堂の皆さん、中国に帰っても日本茶(静岡茶)を忘れず飲み続けて下さい。なんなら中国で14億人にバンバン販売して下さい。
ワールドフォースがサポートしますよ。(最後は宣伝です 笑)