ライフル射撃場「スポーツ・パル 高根の郷」
藤枝市の山間、瀬戸ノ谷にあるライフル射撃場「スポーツパル高根の郷」に藤枝市が誘致するイタリアライフル競技ナショナルチームの受入準備で視察に行ってきました。
ここは2003年に開催された国体のライフル射撃競技の会場として建設された射撃場です。
射撃場と言えば一般の方々には縁のない場所かと思いますが、ここは藤枝市の管理で射撃場の他テニスやフットサル、グラウンドゴルフ場もあり、また近隣には大久保キャンプ場やグラススキー場、バーベキューハウスなどがある家族や友人で一日楽しめる施設があります。また、少し離れれば日帰り温泉施設「瀬戸谷ゆらく」や陶芸体験工房もあります。
ライフル射撃場は競技で使われる50mの本格的射撃場の他、ライフル所持免許のない一般の方や子供も遊べるビームライフルもあり、なんと利用料は3時間で大人420円、子供210円という破格の料金で遊ぶことが出来ます。
私もビームライフルを体験してみましたが、銃は本物のライフルと同じサイズと重量感。施設担当の方に教えていただきましたが、これがなかなか難しく照準を合わせるだけで一苦労。
的の中心、10点満点は一度しか出ませんでした。ところが施設の方の説明によると本物のライフルを使っての競技大会では、50メートル先の標的の10mm(1cm)内に収まるように撃たなければ予選落ちだそう。
50メートル先のわずか1cm・・・、と言うことはほぼ弾の大きさです。
だったらもっと距離を長くして的を大きくすればと思った私はやはり素人。調べてみたところ、競技用ライフルでも有効射程距離は数百メートルあるとのことですが、競技用射撃場を作るコストと場所を考えて50mの距離でいかに中心を外さないようにするかを競う競技とのことでした。
聞けば確かに500mの射撃場は場所もお金もかかりますね。
私も実際50m射撃場の的を見て驚きました。的と思って見ていたのは単なる枠で、的自体はその中の小さな黒点。近眼の私には点にしか見えませんでした。
スポーツパル高根の郷競技場は、東京オリンピック委員会のライフル射撃競技強化センターに指定され、藤枝市は2020年東京オリンピック事前合宿地としてイタリア柔道と共にライフル射撃チームの受入をしています。
そしてなんと、本日イタリアライフルナショナルチーム8名が来日し、藤枝に滞在しながら高根の郷で実施される「2019年度全日本ライフル射撃クラブ対抗選手権」に国内初参加します。
そのため急きょ今回の選手権は「日伊親善国際大会」となりました。
明日は市長表敬訪問、東京オリンピックカウントダウンボード除幕式の後、イタリアナショナルチームと日本チームが対戦します。日本のクラブチームがイタリア代表チームにどこまで迫れるか。
果たして事前合宿気分のイタリアチームがどこまで本気を出すか。結果が待ち遠しいです。
大会の様子は次回旅行事例で報告したいと思います。
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