竜巻被害の爪痕

被災家屋

被災家屋


先月9月5日に牧之原市で起こった秒速75メートルという国内最大級の竜巻災害からすでに1カ月近くが経過した。
当初被災地区は限定的とされ自衛隊派遣も見送られたと言うが、日を追うごとに被害状況が拡大し半壊・損壊家屋は1000棟を超える甚大な災害だったことが判明。
電柱がなぎ倒され、トレーラーが横倒しになり屋根を飛ばされた家屋などの映像が流されたが、私が行った2日後でさえ国道150線の信号機も停電で消え、通行止めと合わせて交通も混乱していたのには驚いた。
被災家屋

被災家屋


被害報道はすでに罹災証明書交付や仮設住宅、支援金受給などの状況に移っているが、1カ月経ったいまでも被災地区では多くの家屋の屋根はブルーシートで覆われ、外壁を飛ばされた家屋がそのままになっているし、150線沿いのハウスは骨組みだけの無残な姿を晒していることを忘れてはならない。
静波海岸災害ゴミ置き場

静波海岸災害ゴミ置き場


しかし静波海水浴場の駐車場に設けられた災害ゴミ置き場や、増設した相良牧之原インターチェンジ近くの仮設ごみ置き場も当初は廃材や家財など山のように積まれていたのが現在はわずかになり始めてきていて復興に向け確実に歩みを進めているようにも見える。
災害は忘れたころにやって来るというが、牧之原市ではここ5年間で4回も竜巻被害にみまわれている。この状況も地球温暖化の影響と一言でかたずけてしまうには検証も対策も必要になってくる。
災害はすでに忘れたころではなく毎年来ると思っても過言ではない。
30年以内に70%の確率で来るだろうと言われる南海トラフ地震も、明日来ても「30年以内」なのだと思うと不安になるのは私だけではないだろう。
自然の前には私たち人間は無力と言うことを知らされるが無策であってはならない。
牧之原市に1日でも早く平穏な日が訪れることを願わざるを得ない。