講演会パンフレット

講演会パンフレット

7月1日(金)に日中国交正常化50周年を記念して「松本亀次郎記念 日中友好国際交流の会」主催の田中眞紀子(元外務大臣)氏講演会が掛川グランドホテルで開催されました。
掛川市を拠点とする日中友好国際交流の会は地元(旧大東町)出身の教育者・松本亀次郎の功績を研究・顕彰するために設立されました。
松本亀次郎は柔道家と同時に同じ教育者であった嘉納治五郎に招かれ、東京で中国人留学生のために設立された「宏文学院」で教鞭をとり、後に中華人民共和国の初代首相となる周恩来(しゅうおんらい)や文豪魯迅(ろじん)、革命家の秋瑾(しゅうきん)などを教えたすぐれた教育者でした。

今年は日中国交正常化50周年であるものの、世界的なコロナ感染により相互往来による大々的なイベントは中止に追い込まれました。
そこで松本亀次郎記念 日中友好国際交流の会では日本と中国を繋いだ松本亀次郎、戦争の記憶がまだまだ残っていた50年前の日本と中国を苦難の末に国交を正常化させた故・田中角栄元内閣総理大臣の二人の偉業を顕彰するため、娘 田中眞紀子氏を招いて『父・田中角栄と日中国交回復 周恩来と結んだ友好の道』と題する国交正常化50周年特別講演会を開催した。

講演会場(350席)

講演会場(350席)

 講演会当日は350人の定員が満席になり、政治家を引退したとはいえ田中眞紀子氏の人気は衰えを知らず、講演内容もいつもながらの眞紀子節がさく裂。
 講演当初は演題とまったく関係のないエネルギー問題から原子力発電所、環境汚染から始まったが、20分を過ぎたころから次第に政府や政治家への批判が開始され、岸田総理の優柔不断ぶりやポツダム宣言も読んだことがない安倍内閣の失敗、口も性格も曲がっている麻生太郎などと言いたい放題。しかしそこが田中眞紀子氏の人気で、聴衆者は笑いながらいつの間にかウクライナ情勢や島国根性で国際感覚に乏しい日本人気質、日中戦争の遺恨をもつ中国との国交正常化の苦労話へと引きずり込まれていた。
 最後は「みんなが違うということを認めず、みな同じと思っている。それが私たち日本人の国際感覚の欠如といえる」と話をしめた。

 今回の講演会、田中眞紀子氏の早口でまくしたてる話しっぷりには閉口したが、日中国交正常化への裏話など大変興味深い話を聞くことが出来た。と同時に先人たちのお金ではなく「魂」で動き成し遂げた偉業を改めて認識できたことは幸いである。
 もし現代に田中角栄が生きていたとしたら「原発再開もコロナ対策もエネルギー問題も金融政策もすべて俺が責任持つから、お前たち遠慮せずにどんどんやれ!」と言ったのではないでしょうか。
 そんな政治家、教育者、革命家が早く出てきてほしいですね・・・。