ツーリズムEXPOジャパン2023大阪
世界最大級の旅行博「ツーリズムEXPOジャパン」が10月26日(木)~29日(日)の4日間開催された。
世界70ヶ国・地域、1,275企業・団体が参加した旅行博の来場者数は4日間でなんと148,062人(11/6確定数)。26日と27日の2日間は業界関係者のみのため、ほぼ土日の2日間での来場者数になる。
ここ数年コロナの影響で旅行自体が自粛されていただけに、日本人の旅行熱が爆発した感じだ。
会場を訪れたのは業界関係者のみの日だったため会場内は比較的すいていたが、今年のブースはこれまでと比べ明らかな違いが見られた。
ここ数年巨大ブースで一等地を占めていた中国ブースは閑散とし規模縮小。
反対に人気旅行先の台湾ブースが例年の倍ほどになって活気があった。
そして話題となった人気ドラマ「VIVANT(ビバン)」で知られたモンゴル国ブースが、ドラマの舞台となった南ゴビ筆頭に多くの現地旅行社が来場。土日はドラマに出演した人気俳優チンギスとアディエルと一緒に写真を撮ることが出来るイベントも企画されていただけに今回一番の話題のブースとなっていた。
モンゴル一般入場前夜祭に招待され参加するとモンゴル料理やウォッカが用意され、乾杯の音頭はゲストのチンギスとアディエルという豪華な演出であった。
その他一般団体や企業ブースも今年は変化が見て取れ、行政が出店するブースは有名な観光地よりも地元ならではの「体験」を紹介し、企業は旅行に関連するグッズやアプリの紹介・販売をする企業が多く見られた。
注目は宇宙旅行の「Sola旅クラブ」。日本旅行と宇宙航空研究開発機構(JAXA)がコラボし「宇宙を感じる旅(宇宙ツーリズム)」をテーマに宇宙専門ブランドを立ち上げ、現在は種子島で打ち上げられるロケット見学ツアーや星空を活用した地方再生、先端技術を使った教育プログラムに取り組んでいるが、最終目標は本物の宇宙への旅という。
近い将来「今週ちょっと月まで旅行に行ってくるよ!」なんて会話をする時代が来るのかもしれない。
新型コロナウイルス蔓延によって世の中は大きく変わった。そして旅行形態も大きく変化しようとしている。
ツーリズムEXPOジャパンを見ると一体あのコロナ騒動は何だったのだろう…と思わざるを得ないが、世の中は確かに前を向き始めたようだ。
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