台北国際旅展2016と台湾訪日旅行誘致セールス

台北国際旅展

静岡観光コンベンション協会主催で台湾訪日誘致セールスへ行ってきました。
4泊5日の行程で、台北・台中・高雄・台南とハードなスケジュールでしたが、ちょうど台北の世界貿易センター(世貿)で開催中の国際旅行博の視察も入っています。
メンバーはコンベンション協会・静岡鉄道・日本平ロープウエイ・エスパルスドリームフェリー・
ドリームプラザの皆さん計6名。(現地では静岡県台湾事務所の呉さんが同行してくれました)

台北国際旅展

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静岡空港に就航する国でも、比較的安定した訪日旅客数を保つ台湾は3泊ないし4泊の短いツアーに何度も参加するリピーターが多い国でもあり、親日家の多い訪日旅客は日本の観光施設にも評判が良く、これからも継続した訪日が期待される国の一つです。

台湾訪日旅行誘致

台湾訪日旅行誘致

台湾訪日旅行誘致

台北国際旅展は日本で開催される旅行博より熱気があり、何より日本では見られない旅行目玉商品の即売会場は新規申込のお客であふれ、申込みの順番待ち状態です。

反対に大陸(台湾では中国本土を大陸と呼びます)から参加しているブースは閑古鳥が鳴いていて、

やはり日本への高い関心度の表れが見て取れます。

もちろん我が静岡県ブースにも多くの来客があり、ちびまる子ちゃんや出世大名家康くんも登場し会場を盛り上げていました。(写真参照:台北市内にちびまる子キッチンが出来ていました!)

台北国際旅展2016と台湾訪日旅行誘致セールス

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今回の目的は、台湾中南部の台中・台南・高雄の旅行会社8社を訪問し、これまで以上の送客をお願いする誘致活動です。
訪問した会社はどこも静岡への送客実績がある旅行社ですが、やはり飛行機の座席確保、他社との価格競争、これまでのツアーとは違った新しい行程の3つが問題となっているようです。これらを解決するのは

  1. 座席確保 ➣ 台湾側旅行社の努力
  2. 価格競争 ➣ 低価格は魅力だが、価格以上にお得感と魅力のある商品造成を日本&台湾の旅行社と施設の努力で企画する。価格競争に巻き込まれないための商品造成。(日台の努力)
  3. 新しい行程➣ 既存の施設や観光地(静岡でいえば富士山とお茶)では魅力に欠ける。しかし新しい名所が出来ない限り既存の観光地で勝負しなければならないので、何が出来るか?を考えてゆかないとならない。(日台官民の努力)

2と3はリンクしているが、静岡県全体で考える必要がある。これまで富士山・茶畑・海・温泉・立地の5つを前面にプロモーションを行ってきたが、他県もそれぞれに魅力を発信している中では確かにインパクトに欠ける部分が否めない。
リピーターが多い台湾だけに、この点は手を変え品を変える「何か」が必要である。これをお読みの方で、「こんなのあるけど・・・」「こんなこと出来るけど・・・」をお持ちの方是非ご一報下さい。