静岡まつり ~駿府大御所時代絵巻~

今年で第67回目の開催となった静岡まつり。
マスク着用も解禁された上に好天に恵まれ、加えて今年のNHK大河ドラマ『どうする家康』との相乗効果で来場者数は昨年の3倍近い93万人と発表されました。
 満開の桜のもと2日間に渡り繰り広げられた時代絵巻は、メインイベントの大御所花見行列をはじめ駿府登城行列、山車(だし)屋台の巡行、市民総踊りの夜桜乱舞など静岡市は徳川家康一色に染まり、さすが岡崎・浜松と並ぶ家康ゆかりの地ならではの祭りだと感心。

 という訳で、私も『どうする家康』の視聴者(というか有村架純ファンなのですが・・・)として2日目の大御所花見行列を見学してきました。

大御所

大御所

御台所と上ろう

御台所と上ろう

今川義元(田辺市長)

今川義元(田辺市長)

 初日の大御所(家康)役はココリコの遠藤さんと大河ドラマの今川氏真役の溝端淳平さん、私が見学した2日目の大御所役は島田市出身の別所哲也さん。
総勢400名といわれる家来を引き連れた行列の最後尾付近でやっと大御所登場!と思ったらなんと今川義元役の田辺信宏静岡市長が登場。
市長を退任するからか晴れ晴れとした顔で沿道の観客に「ありがとうございました~!」と過去形で声をかけていた姿が、なぜか桶狭間で信長に打ち取られた今川義元の「む…無念じゃ!」と叫んでいる姿がダブって見えたのは私だけでないはず。
ある意味大御所の別所さんより笑いを取っていたのは間違いありません。

賑わう花見客

賑わう花見客

 また、イベント広場が設けられた駿府城公園内は昨年とはうって変わって「人山人海」の人だかりで歩くのも大変。桜の下は花見客が押し寄せ「コロナの収束」感があふれていました。

 3年もの間我慢を強いられ、やっと解放された人々がそれぞれの楽しみを見つけにきている活気と熱気に、私自身の気分も晴れやかになった静岡まつりでした。