北秋田市さ行ぐべし6(北秋田市に行きましょう) ~シリーズ4:観光地編 続~

先日ふと県内ニュースを見ていて“高校野球の静岡県大会トーナメント表”なるものを発見しました。なんと2021年の夏の高校野球参加校は108チーム!えっ!?秋田県は41チームですけど??108チームから甲子園に行けるのは1チーム(2021年夏は静岡高校)ですよね?これにはかなり驚きました。県大会に勝ち抜くだけで大変ですね(秋田県がラクしているとは言っていませんよ)。

なるほど言われてみれば、静岡県民は初対面の方に「出身校は?」と聞いてきますね。出身地を聞くより出身高校を聞けばある程度その方を判断できる・・・ということでしょうか。将来の娘が心配になりました。

さて、北秋田市の観光地に新たな話題のスポットが増えました!

★伊勢堂岱遺跡

伊勢堂岱遺跡マスコットキャラクターいせどうくん

伊勢堂岱遺跡マスコットキャラクターいせどうくん

2021年7月27日18:51テレビのニュース速報でうれしいニュースがとびこんできました。「北海道・北東北の縄文遺跡群がユネスコ世界文化遺産に登録されました」ということで、さぞかし北秋田市も盛り上がっているだろうと思いましたが、さすがは冷静な北秋田市民、「コロナだから」という理由で静かに喜んだそうです。北秋田市のHPや伊勢堂岱遺跡HPでも「祝 世界遺産登録!」という雰囲気ではありませんでした。(8月中旬現在)現地の状況はともかく、こちらの施設は縄文時代の暮らしや社会を知るうえで大変貴重な場所です。

あなたは縄文時代について、どれくらい知っていますか?
・縄文土器
・土偶
・竪穴住居
・ストーンサークル
学生時代に教科書ではこれくらいで、あまり詳しくは教えられなかったと思います。紀元前13000年から約1万年以上続いたとされる縄文時代について、“古代ロマン”を感じてみたい方、ぜひ一度訪れてみてください。

★大太鼓の館

“大太鼓”と聞いてどれくらいの大きさか想像してみてください。
直径2mくらい? いえいえ、なんと3.8m重さ3.5tもの巨大な“大”太鼓があるんです。

写真:北秋田市HP

写真:北秋田市HP

今から約750年前の鎌倉時代1262年ころ、土地柄灌漑用水不足に悩んでいた村人たちが雨乞いと日和上げの神事として始めたとされており、上方・下方に分かれ大きさを競ううちに現在のものまで大きくなったそうです。驚くことに、牛の皮一枚でできているそうで、胴材には天然秋田杉を使っています。毎年7月14・15日に綴子(つづれこ)地区で行われる綴子神社例祭の最大イベントで、片側上4人、下2人、両側合計12人で一斉に打つドンドンドドーンというかなり大きな音が響き、これには泣く子も黙ってしまいます。

現在上町で3基・下町で3基合計6基ありますが、この全ての保管管理しているのが大太鼓の館です。この博物館の特徴は、とにかく暗い・・・太鼓の管理で必要な条件なのかもしれませんが、あれ?電気つけ忘れてる?と思ってしまうほどの照明です。展示されている世界の太鼓を試し打ちができることも特徴の一つです。綴子神社例祭以外でも大太鼓を聞けるイベントは数チャンスありますので、是非北秋田市などをチェックしてみてください!我が家では毎年1月2日に大太鼓の館で行われるたたき初めを聞きに行っています。

大太鼓の館 たたき初め直前の様子

大太鼓の館 たたき初め直前の様子

★くまくま園

写真:くまくま園HP

写真:くまくま園HP

当HPの別記事でもお伝えしました(森のくまさん)が、北秋田市にはツキノワグマ・ヒグマを観察することができる施設があります。マタギ文化が残るここ森吉地区ではクマは特別な存在です。1989年阿仁熊牧場としてオープンし、親を殺された子グマや全国の子グマを受け入れたりしていました。しかし2012年日本全国を震撼させた大事件が起きます。森吉地区から南東へ約95kmの八幡平地区の熊牧場で飼育員2名がヒグマの犠牲者になってしまい、飼育されていたクマの行き場がなくなってしまったのです。世界の動物園や保護団体が手を挙げた中で阿仁熊牧場が受け入れ先として決定し、市も全面リニューアルで整備し、“くまくま園”として生まれ変わりました。現在もコアなファンに愛され続けています。
秋田内陸線阿仁マタギ駅から約2km、無料送迎車を利用して訪れることができます。注意したいのは冬季です。クマは皆様ご存じの通り、冬眠する動物ですので当園も11月上旬から4月下旬まで休業します。事前にHPなどをチェックすることをお勧めします。

画像:ゆる~いマップ案内(くまくま園HP)

画像:ゆる~いマップ案内(くまくま園HP)

★秋田県立北欧の杜公園

写真:北秋田市HP

写真:北秋田市HP

北秋田市内から車で約10分、「ここは北欧かしら?」と思わず勘違いしてしまいそうな広大な公園があります。200ヘクタールという広大な土地(サッカーコート約280面分)のなかで、子供用アスレチックやパークゴルフ、テニスコート、キャンプ場などなど様々な施設があり、毎日地元民が運動や癒されに訪れます。ウォーキング・ジョギングコースは3コースあり、それぞれ2.2㎞~3.3㎞と毎日の運動にちょうどいい距離ですし、子供用のわんぱく広場も幅広い年齢で楽しめるようになっています。何よりうれしいのはほとんどがお手頃価格ということ!駐車場は無料、わんぱく広場無料、レンタサイクルは1台2時間利用で150円(小学生以下は100円)などなどお財布を気にしないで1日中遊ぶことができます。
私はよく家族でお弁当を持って、各所に設置されているログハウス休憩所を利用したりしています。とにかくゆったりできて空が広いことを実感できます。もちろん例に漏れず森のくまさんは現れますので、用心は大切です。(もちろん定期的に巡回スタッフはおります)

娘のお気に入り ザイルクライミング

娘のお気に入り ザイルクライミング

さて、しばらくお休みしていた観光中に使えるあきた弁講座のお時間です。
「さい!」=あれま!やっちゃった!
使用例:ホテルチェックアウト後に忘れ物が発覚!
「さい!部屋にもどらねばね」=あれま、部屋に戻らなきゃ
応用編:買ってすぐのソフトクリームが落とした!
「さい!いだましぃ」=なんてこった、もったいない